厚生労働省の
授乳・離乳の支援ガイド
(続きが遅くなってスミマセーン!)
毎日の授乳や、離乳食のこと。
ママの関心もとても高いこのテーマ
についてまとめられた国の基本指針は
最新の研究や調査にもとづき
今年の3月にアップデートされました。
厚生労働省のHPから
誰でも閲覧することが出来ます→★
この中から私が特に気になる点、
今日は第二弾。
みんな気になる(!?)
ベビーフードの利用について、です。
ガイドによると
平成27年乳幼児栄養調査において、
離乳食について、
「何かしらの困ったことがある」
と回答した保護者は74.1%であり、
その理由の中でも「作るのが大変、負担」
と回答した保護者の割合は最も高く
33.5%だったそうです。
確かに日々の離乳食づくりって大変!
離乳食が始まって間もない頃は
赤ちゃんに合わせて食材をペースト状に
しなければならなかったり、
慣れてきた・・・かと思えば
2回食、3回食と回数も品数も増え、
1日中ずっと離乳食のことを考えていたり(^-^;
では、ベビーフードに頼ってしまえば
すぐ解決するか!というと
そういうわけでもなく、、、
店頭でどれを選べばいいか悩んだり、
やっぱり
「手作り」を大切にしたいとい思ったり。
今まさに離乳食真っ最中の
お子様を抱えているママさんは
こんな状況ではないでしょうか?
私も、1人目(長男)の時は
まったくこのような感じで
せっせせっせと日々離乳食作りに
励んでいました。
市販のベビーフードは基本使わない、
手作りにこだわる、味付けも極力しない、
外食する場合も離乳食が持ち込みできる
ところにする、などなど・・・
今思うと、ちょっと頭が硬かったかな?
その時は一生懸命だったので
あまり苦ではなかったし、
使命感に燃えていましたが (笑)
2人目の今はそこまで頑張り過ぎなくても
いいかな、と思っています。
というのも
市販のベビーフードの
いいところも、気になるところも
理解したうえで選ぶようになったから。
ちょっと手作りが間に合わない時、
外食の時などは市販のベビーフードも頼りながら、
無理せず離乳食をすすめてきました。
最近では
離乳食おだし教室に参加してくれた方からも
こうしたベビーフードの利用について
「どう選べばいいか分からない」
「やっぱり手づくりじゃなきゃいけないの?」
などなど、いろんなギモン・質問を頂きます。
きっとその「ハテナ?」
はみんな一緒なんでしょうね。
実際に、冒頭の調査結果を踏まえ
改定後の授乳・離乳のガイドには
ベビーフード利用についてのコラムが
新たに盛り込まれていました。
その中から今回私が
ピックアップするポイントは2つ。
1.基準をクリアした安全なベビーフードを時にはうまく活用しながら離乳食期を過ごす
ベビーフードの原材料表示を見ると
調味料も含め、「完全無添加」というものは
ほとんどないことが分かります。
もちろん、赤ちゃんのうちから
添加物を積極的にとる必要はないので
手作りするにこしたことはないですが
かといって過剰に避けすぎる必要も
ないと思います。
ベビーフードの販売においては
「日本ベビーフード協議会」という
日本でベビーフードを製造・販売している
大手企業が集まって運営している団体があり
この協議会が定めた自主規格があります。
例えば使用できる食品添加物の種類、量、
ナトリウム含有量(塩分量)の制限、
遺伝子組み換え食品の不使用、
衛生管理の徹底など、、、、、
項目は多岐にわたっており
これらをクリアした上で店頭に並んでいます。
おかげで私たちは日持ちがして、
衛生面でも安心の、月齢に合った
ベビーフードをいつでも利用することが
できるのですね。
近年は自然災害も多く、
備蓄や防災の意識も高くなってきました。
いざという時にもベビーフードというのは
大いに役に立つと思います。
こうした市販のベビーフードの特性を
よく知った上で、上手に手作り離乳食と併用
していくのもひとつの手じゃないでしょうか。
2.ベビーフードのメリット、デメリットを理解して選ぶ
お伝えしてきたように
ベビーフードには衛生面等のほかにも
メリットがあります。
例えば、手づくりの離乳食と
併用することで1献立の品数を
簡単に増やすことが出来たり、
月齢に合わせた作りになっているので
固さや大きさなど
自分で作る際の目安にもなります。
一方で、デメリット(課題)も。
成長には個人差があるので
月齢通りに選んでも、必ずしも
わが子にぴったりとは限らなかったり
ベビーフードばかりで献立を組むと
栄養面でのバランスが
とりにくい場合があったり。
中でも私が一番気になったのは
「多種類の食材を使用した製品は、
それぞれの味や固さが体験しにくい」
という部分です。
これは製造過程によるもので
ベビーフードは保存料等、様々な
添加物はなしで、長期間常温保存が
できるようにするために
高温加圧をかけて作っているそうです。
そのため、たくさんの種類の食材を
使っていたとしても、味が均一化され
それぞれの食材の味が
わかりづらくなるという問題点があります。
家庭だとお鍋でコトコト煮る、
ような場合が多いので
たとえ煮物など数種類の具材があっても
人参の味、ジャガイモの味、と
それぞれの味を感じることが出来ますよね。
確かに子どものベビーフードを
ちょっと食べてみると、
周りの味つけ(例えばシチュー味など)は分かりますが
素材本来の味はあまり感じませんでした。
食材にはそれぞれ「味」があります。
それは
甘いとか、美味しいと好ましく感じるほかに
中には苦いとか赤ちゃんにとっては
「イヤ」な味もあるかもしれません。
でもそれが普通で、
それでいいんですよね。
それらをひとつひとつ経験していくことで
将来的にも役立つ味覚が育っていくと
思っているので、こうした面ではやはり
手づくりの良さがあると改めて感じました。
ちなみに以前にも私自身、息子にベビーフードを利用して
感じたメリット・デメリットをブログにまとめています!→1、2
私たちもこうしておだしの教室をするようになり
離乳食や幼児食など「子どもの食」へ
話が及ぶことが多々あるので、責任重大…!
まずはこのような大まかな基準をしっかり
確認した上でそこから大きく外れないように
自分なりの解釈や、工夫できることを
考えたりするように心がけています。
ガイドの目的としては
ママへの支援をする方向けだけれど
ママ自身が読んで知っておいても
損のないことばかりです。
2回にわたって、
私の気になるポイントをシェアしましたが
興味がある!という方はぜひ
原文を読んでみることをオススメします^^
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