月齢別・離乳食用の出汁(だし)の選びかた

おいしい離乳食をつくるのに欠かせないのが
「出汁(だし)」

けれどもいざ、「離乳食用におだしをとろう!」と思っても、出汁の種類も様々でこの場合はどのおだしを使ったらいいの?なんて悩みますよね。

 

今日は赤ちゃんの月齢に合わせたオススメのおだしの選び方をまとめてみました。

 

離乳食スタートから:昆布だし

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離乳食がスタートする0歳5ヶ月、0歳6ヶ月から使えるのが「昆布だし」。

昆布は植物性の素材なので、おかゆやお野菜など赤ちゃんの身体に負担のない食材からスタートする離乳食初期でも使うことができます。

 

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だしのとり方はとっても簡単。昆布は水出しが基本です。

水に対して1%の量の昆布(1リットルの水なら10g、500mlなら5gというように)を用意し、5時間以上水につけておくだけ。

それだけでしっかりと美味しいおだしが準備できるので、離乳食からおだしに挑戦!というママにもぴったりです。まずは昆布の水出しから気軽にはじめてみてくださいね♪

 

離乳食後期から:煮干し昆布だし

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離乳食スタートして3、4ヶ月ほど経つと(0歳9ヶ月頃~)野菜だけでなくタンパク質も徐々に慣れてくる頃かと思います。お魚などが特に問題なく食べられるようになってきたら、「煮干し昆布だし」でおだしもステップアップしてみましょう!

カタクチイワシが原料の煮干し(いりこ)は甘くて濃厚なおだしがとれるのが特徴。これを昆布との合わせだしにすることで昆布だしだけの時よりもうま味が強くなり、おだし自体の味に深みが出てさらに離乳食が美味しくなります。

煮干し昆布水出し

煮干しも基本は水出しでOK。昆布だしと要領は一緒なので、昆布だしを取るのに慣れていたら合わせだしも難なくとることができますね。

 

こちらの記事も合わせてどうぞ

離乳食期から使える♪簡単おだしの取り方

http://news.tyuusui.com/2191

 

おだしをステップアップすることで、今までと同じ調理法でも味わいが変わります。マンネリになりがちな離乳食メニューに変化をつけるのにもいいですよ^^

また、煮干し昆布だしを「基本のおだし」として常備しておくと大人の食事にも使え、調味料を加える前においしい離乳食分のとりわけができるのも嬉しいポイントです♩

 

その他の出汁:かつおだし、干し椎茸だし

離乳食時期の赤ちゃんを育てる0歳~1歳代のママって本当に忙しい!!!ですよね。(私も夜な夜な離乳食ストックを作っていた思い出が・・・涙)

そんな中でも、赤ちゃんの離乳食用に美味しいおだしを取りたいという方のために①離乳食スタート~②離乳食後期~の2つの簡単なおだしをご紹介しました。

この2つさえ使いこなせれば、赤ちゃん~大人の食事まで全てカバーできるのですが、もう少し味の幅を広げたい方のためにさらに+αのおだしをピックアップです^ ^

かつおだし

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かつお節でとるおだしは離乳食中期(0歳7ヶ月頃)~使えます。かつおだしは香りがとてもよく、食欲をそそるので食べにくい食材(青菜系)をゆでる、煮るなどに使ってあげるといいですね。

 

かつおだしはこれまで紹介してきた水出し、ではなく煮出してとる方が特徴的な香りを存分に引き出すことができるのでオススメです。

水の量に対して2%~3%くらいのかつお節を沸騰直前の水の中に入れ、1分ほどで(長いことグラグラさせた中に入れるとエグミが出てきます)火を止めざるにあげて濾します。

水はあらかじめ水出ししておいた昆布だしに変えて、かつおと昆布の合わせだしにするともっと風味が増します。

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水出しよりもひと手間はかかりますが、時間のあるときに作っておくとお料理の味も香りもグンと変わりますよ^ ^

 

干し椎茸だし

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干し椎茸も植物性の素材なので離乳食初期から使えますが、香りがとても強いので私は離乳食中期(0歳7ヶ月)頃~少しずつ使う程度にしていました。(身体への負担はないですが大人と同じように、中には椎茸の風味が苦手な赤ちゃんもいるかもしれません!)

少量でグッと風味が増すので、「サブおだし」として昆布だしや煮干し昆布だしと併用すると調味料なしでもだいぶ味が変わります。

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干し椎茸は水出しをすることで、持っている風味や栄養素が壊れることなくおだしに溶け出します。

ポイントはたっぷりの水に浸けてゆっくりと時間をかけて戻すこと。椎茸の大きさにもよりますが1~2日くらいかけるのがベストです。

 

こちらの記事も合わせてどうぞ

基本の下ごしらえ(干し椎茸だしの取り方)」 

http://news.tyuusui.com/1119

 

戻した干し椎茸も美味しく食べられますが、赤ちゃんには食べにくいので歯がしっかり生えそろった1歳以降~徐々に食事に加えてみてくださいね。

 

おだしで離乳食のバリエーションも増やせます!

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おだしの取り方、選び方は人それぞれ。

たくさんの方法があってはじめは迷うかもしれませんがまずは試してみて、自分に合うものを見つけることが大事です。

 

私は自分の離乳食づくりの経験も踏まえると昆布や煮干し昆布の水出しだしがオススメですが、ライフスタイルだったり、その味だったり、「好み」で「続けられそう」なものを選ぶのが一番!

そうして「おだしをとること」に慣れていろんな種類の素材でお出汁が取れるようになると、それだけで離乳食のバリエーションも広がってきます。

おだしのパワーを美味しい離乳食、日々の食事づくりにどんどん活用してみてくださいね!^ ^


出汁をとる時、昆布は拭いたほうがいい?それとも・・・

 

離乳食にも大活躍のおだし!

最近はいつも昆布だし1L、煮干し昆布だし1Lを常備しているわが家です。

 

今日はそんな昆布のお話。

 

タイトルにもあるように昆布だしをとる時、

 「昆布って使う前に拭いたほうがいい?

(そんなことをどこかで聞いたような・・・)

それとも、そのまま使っていいもの?

もしや、一度ざっと洗ったほうがいい???」

 なんて迷った経験、ありませんか??

 

 

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教科書的な言い方をすると、「固く絞った濡れ布巾で表面をなでるように拭いてください」なのですが

 

他の食材でそんなことをするものがほぼナイ!ので、これだけだと「どうしてそんなことをするの?」と疑問に思ったりしますよね。

 

一応、これにはきちんとした理由があるのです。

 

 

だし昆布をふくのは、何のため?

みなさん、乾燥した昆布が私たちの手元に届くまでどのような工程を経ているかはご存知でしょうか??

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海の中で育った昆布を採取し、(夏は昆布漁の最盛期!)水揚げされた昆布はそのまま小石を敷き詰めた「干場」と呼ばれる場所で丸一日かけて天日で乾燥させます。

 

干した昆布は倉庫で一本ごとに整形し、選別され、検査機関の定める基準と適合しているかを確認したうえで出荷→店頭へと運ばれて行きます。

 

こうした過程で、私たちの手元に届く昆布。

 

天日干しをしているという環境だったり、手作業での工程も多いため、まれに面に微細な汚れがついていることがあります。

 

昆布の表面をさっと拭きましょう、とよく言われているのはそのため。

 

 

が、

ここだけの話、私はぶっちゃけ拭いていません・・・! 

というのも汚れが気になったことがないので。。(^-^;

 

上記のように製品化される過程でその都度確認はされているものなので、使う昆布をよく見てみて、気にならなければ拭かなくてもそんなに問題はないと思います。

 

 

では、拭くならごしごし拭いたり、洗ってもOKなの? 

とはいえ固く絞った濡れ布巾で…ってなんか面倒だなぁって思いません?笑

水で洗ったら早そうだけど、そうするのとどう違うのか。

 

それは昆布の表面にヒミツがあります!

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この写真はとっても分かりやすいですが、昆布の表面が白くなっているのが見えますか??

 

実はこの白い粉のようなものが「マンニット」という昆布のうま味成分なんです!なので、これを落とさないように気を付けることが大事。

 

水洗いするとどんどん「おいしさの素」が流れていってしまうことに。。拭く場合もゴシゴシしないでくださいね!!!

 

このような昆布の性質もあり、もし拭くのであれば固く絞った濡れ布巾で軽くふく程度でOK、ということなのです^^

 

 

昆布を知れば、おだしをとるのも怖くない♪

知っているようで知らない昆布のこと。

 

「そうしなさいと言われたから」よりその理由をきちんと知っておくことで、これから昆布を扱うときにもあまり構えることなく気軽に使えるのではないでしょうか^^

  

一見、難しそうに思える「天然だし」は知ればとっても扱いやすいし、簡単・便利です♪ちょっとしたポイントを押さえて、どんどん日常使いしてくださいね!

 

 

こちらの記事もどうぞ

「離乳食期の赤ちゃんから使える♪簡単だしの取り方」 

http://news.tyuusui.com/2191

 「乾物屋が教える代表的な昆布の種類とその違い」

http://news.tyuusui.com/1430


煮干しの「頭」と「はらわた」の取り方

 

昨日のブログ、早速みなさまから反響が!
おだしを取り忘れた!!そんな時の「即席だし」

http://news.tyuusui.com/3244

 やっぱり簡単にとれるおだしの取り方って気になりますよね~。忙しい主婦や子育てママさんなら、なおさら!

 

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出汁の取り方が違うだけでその味も変わってきます。おなじ「いりこだし」でも水出しと煮出すのではまったくの別物。

 

色々な方法を知っておくと臨機応変に対応できるだけでなく、料理によって使い分けることも可能です。なので、味の違いを感じながらぜひご家庭でも色々と試してみてくださいね♪

 

煮干しの頭とはらわたは何のためにとるの?

昨日の投稿を読んだ方から「煮出す場合は頭とはらわたを取った方がいい?」という質問を頂きました。

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煮干しはそのまま火にかけると濃厚なおだしは取れるのですが頭やエラの部分から魚臭さやえぐみといった雑味も一緒に溶け出てしまいます。「煮干し出汁は頭やはらわたを取った方がいい」とよく言われるのはそのため。

 

新鮮な煮干しなら雑味をあまり感じない場合もありますが、煮出すのなら取っておいた方が無難です。

 

乾物屋が教える煮干しの上手な下ごしらえ 

では、煮干しの頭とはらわたの上手な取り方はご存知でしょうか??前にも一度記事にしていましたがここでおさらいです!

 1.煮干しの頭をとる

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頭と胴体の境目のあたりをつまむと、ポロっと簡単にとれます。

 

2.背の部分をつぶして半分に割る

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背の部分が見えるように縦に持ち、そのまま親指で背中をギュッと押すとあら不思議(笑)背を中心にしてパカッと煮干しが割れます!

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3.はらわたをとりだす

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ちょうどお腹のあたりにある黒いものがはらわた。頭とはらわたの2つが雑味のもとなので、これらを取ってから煮出すことでおだしが風味良く仕上がります。

 

手順さえ知っておけば美味しい出汁がとれる♪

いかがでしょうか? 慣れるととーっても簡単。お子さまと一緒にやってみるのも楽しいかもしれません♪

 

この作業たくさんあると面倒ですが、ピンチ!のときに使う数匹分ならそんなに苦ではないですよね。いざというときのお役立ち「おだし知識」でした^^

 

ちなみにこうした下ごしらえが億劫な方は(笑)やはり水出しがオススメ!水出しは出汁を抽出する際には加熱しないので、頭やはらわたを取る必要がありませんよ♪

詳しくは「水出しのとりかた」の記事ご覧くださいね。

↓ ↓

http://news.tyuusui.com/2191


厚削り宗田節でいつものおだしをワンランクアップ!

とある日のおうち昼ごはん。

宗田節めんつゆ

だんだんと気温も高くなってきたので
つるっと冷たいものが食べたくなりますね♪

 

こちらの麺つゆは手づくり。
おだしをとって、醤油やみりんなど
基本の調味料と合わせて火にかけるだけで
実は簡単に作ることができます。

わが家の出汁といえば
おなじみ、
煮干し昆布だしですが

めんつゆなど
ガツンと濃い味のおだしを取りたいときには
基本のだしにひと工夫!

 

宗田節厚削りぶし

厚削り節をプラスします。
なんとこれだけで、
いつものおだしが
ワンランクもツーアップも!するんです^^

 

わが家で愛用している厚削りぶしは
高知県産の宗田節。
鰹節よりもどっしりと濃厚な味が特徴です。

以前、旅行で高知に行った際に出会い
シャチョウも私もこの味に惚れ込み(!)
この度念願かなって
岡山中央水産でも取り扱うこととなりました。 

 

普段は「縁の下の力持ち」として
クセがなく、素材の味を引き立てる
煮干し昆布だしに頑張ってもらうのですが

うどんだしや煮物など、
おだし自体の存在感を出したいときには
プロの料理人さんも使うような
こんなだし素材を足してあげると
家庭でも濃厚で深みのある本格的な出汁が取れます。

 

宗田節めんつゆ2

自家製めんつゆはたっぷり作って
翌日、炒めものの味つけに。

市販のめんつゆだと
保存料など添加物が気になりますが
手づくりは安心・安全。

味の調節も自由自在なので
とっても重宝します♪

 

宗田節おやつ

ちなみにこの厚削り節。
息子はそのままパクパク食べてしまいます!

噛めば噛むほど旨みを感じるようで
一度食べさせたら、見るたびに
「ちょうだい!」とおねだりされるように…(^-^;
とっても贅沢な、天然のおやつですね。

 

 

普段使いの簡単なお出汁づくりに慣れたら
さらにもうひと手間。
そうするとまた、
家庭で作れる味のバリエーションが広がります。

ぜひ試してみてくださいね^^

 

***
6月26日(月)開催の
第3回「味覚を育てる離乳食×おだし教室」
参加募集中!

家庭でできる簡単な天然だしについて、
そしてお子さま・家族の食について
一緒に考えてみませんか?^^

詳しくはブログ記事をご覧くださいませ→

 


2月14日はバレンタイン、だけじゃない!

今日は2月14日。
バレンタインデーですね♪

みなさまご準備はバッチリでしょうか^^

 

世間はバレンタインデー1色の本日。
実はもうひとつ、
「とある日」であったりします。

さてさて、
何の日かわかりますか??

・・・

正解は

2(に)1(棒→ぼ)4(し)

なんと、われらが
煮干しの日なんです!!

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はじめて知ったときは
私もびっくり(笑)

 

実はこの記念日、
1994年に全国煮干し協会が
煮干しの普及のため制定したものだそうです。

というわけで、
今日は私も
煮干しの普及に一役買ってみたいと思います(^o^)/

 

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「煮干し」というと
一般的には「だしを取る」
カタクチイワシを想像すると思いますが
実は、色々な種類の魚があります。

アジ、太刀魚、サバ、ママカリ・・
高級煮干しとして人気沸騰の
トビウオ(アゴ)もありますね。

水揚げした魚を一度ボイル(煮て)
干したものの総称を「煮干し」といいます。

 

「煮干し」のいいところは
なんといってもその味!

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小魚でも煮て干すことで
それぞれの魚のもつ旨みが
ギュッと濃縮され、

だしを取っても
そのまま食べても
とても味わい深いんです^^

 

煮干しはよく
「魚臭そう」「クセがありそう」
と敬遠されがち。

かくいう私も
結婚するまであまり煮干しに馴染みがなく
あまりいいイメージを持っていませんでした。。(^_^;)

でも、
ちゃんと使うようになってからというもの
こんなにまろやかでクセがなく、
旨みたっぷりの美味しい食材はない!
と思っています♪

 

煮干しを美味しくあつかうには
まず基本の「水出し」をおさえるのがポイント!

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煮干しだしは煮出すと
エグミや魚臭さが
出汁に溶けだしてしまいます。

文字通り、
水で出す=水に浸けておくこと
で出汁を取ると
すっきりと旨みだけが
上手に出汁に溶けだします♪

1Lの水に対して、
1%(10g)を目安に
煮干しをつけて出汁を取ってみてくださいね♪

 

 

煮干しバレンタイン

バレンタインに煮干し・・・
を送るのは
ちょっとシュールな気がしますが(笑)

まだチョコが食べられない
子どもさんへのバレンタインは

煮干しのおやつ

なんていうのもありかもしれませんね♪

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ボクも大好き!

 

ではではみなさま、
素敵なバレンタインデーを^^

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