先日、干し椎茸のブログを書いたところ
「煮干し昆布のだしと
どのように使い分けていますか?」
というご質問をいただきました。
干し椎茸の出汁は、
濃厚で香りも強いのが特徴的。
煮干し昆布だしとはまた違った風味が
お料理をランクアップさせてくれます♪
出汁の取り方は
煮干しや昆布のだしと一緒で
基本は水出し=水に浸けるだけ。
しかも!
干し椎茸と戻し汁(おだし)
両方が存分に楽しめるので
なんだかオトク感もありますね(笑)
戻した干し椎茸は
こーんなにふっくらで食べ応えたっぷり!
干し椎茸は
天日で干して乾燥させることで
野菜類にはあまり含まれない
ビタミンDなどの栄養素が
生の椎茸よりも増しています。
また、風味(香り)も
より強くなっているのが
干し椎茸の良いところ。
香りは「おいしさ」を構成するうえで
欠かせない要素です!
では、私が実際どんなふうに
他のおだしと使い分けしているか・・・
基本は
醤油やお砂糖など
調味料でしっかり味つけするような
煮物に使うことが多いです。
卯の花やひじき煮。
戻した干し椎茸も
細かく刻んで入れると良いですね♪
普段にも、ハレの日にも重宝する
お煮しめ。(右上)
調味料はもちろん、
根菜類にも負けない力強い椎茸だし!
おかげで調味料も必要以上に使わず、
出汁と香りのおいしさで
優しい味に仕上がるのも嬉しいです^^
海鮮などが入っていない
昔ながらの素朴なちらし寿司。
椎茸だしが味の下支えをしてくれます。
また
わが家は鶏ガラスープ、中華スープなどを
ストックしていないので
春巻きや餃子といった中華風のお料理
にも椎茸だしの出番!
煮干し昆布だしだけではぼやけがちな
「味の引き締め役」
といったところでしょうか^^
最近ではめんつゆ作りに欠かせない!
煮干し昆布だし
+
かつおだし
+
椎茸だし
と3種類のおだしをブレンドしてつくる
乾物屋ならでは!の自家製めんつゆ。
どれか1種類、2種類だけでも作れますが
やっぱり合わさった方が断然おいしい!
それにはきちんと理由もありまして。
干し椎茸には「グアニル酸」という
うま味成分が含まれています。
煮干しや昆布、かつお節にも
うま味成分は含まれていますが
これが他とは異なるもの。
このように、
違ううま味成分が合わさることで
おいしさはどんどんアップ!
ですので、先にご紹介した
煮物などの料理に使う際も
椎茸だし単体で使うというよりは
煮干し昆布だしとプラスして
使うことが多いです♪
そして戻した干し椎茸もお料理に合わせて
・細かく刻んだり
・一口大に切ったり
しながら一緒に楽しんでいます。
煮干し昆布だし、椎茸だしと
水出しで2つセットしておくと
料理の幅はますます広がりますね♪
出汁の取り方はまーったく!
難しくないので一度ぜひ
干し椎茸のおいしさ味わってみてくださいね^^
干し椎茸の戻し方はこちらで復習どうぞ!→★