離乳食2ヶ月目に突入した次男くん。(これまでの離乳食レポートはこちらから→★)今のところ、特に問題なく順調に進んでいます!ありがたや~
そんな次男くんの離乳食にも欠かせない食材。今日は、離乳食初期から使えるちりめんじゃこ(しらす干し)についてです。
離乳食に手軽に取り入れられる「たんぱく質源」
離乳食の献立を考えるうえで大切にしたいこと。それは「炭水化物」「ミネラル」「タンパク質」の3つの食材をバランスよくとり入れることです。
順番としてはおかゆ(炭水化物)やお野菜(ミネラル)に慣れてきてからのちに、食べさせてあげるといいのがタンパク質源です。
タンパク質というと、お肉やお魚、卵、豆腐などなど色々ありますが離乳食初期から食べられるたんぱく源は実はそう多くありません。(炭水化物やミネラルに比べて消化に負担がかかるため。)だから、離乳食をはじめたばかりのママたちは何から食べさせたらいいんだろう??なんて悩むことありませんか?
もちろん成長とともに徐々に食べられる食材は多くなってくるので、そんなに初期から頑張って色々な食材にチャレンジする必要はないのですが、バリエーションはひとつでも増えたほうが嬉しいですよね♪
そんな数少ない、離乳食初期から取り入れられるタンパク質源の中でも「ちりめんじゃこ」は実はとても手軽で、取り入れやすい食材!
ではでは、ちりめんじゃこのおいしさのヒミツと離乳食に上手に取り入れる方法を紹介しちゃいます♪
「ちりめんじゃこ」と「しらす干し」の違いは?
まずそのまえに1つ。乾物屋としてよく聞かれる質問があります。
「ちりめんじゃことしらす干しってどう違うの??」「離乳食にはちりめんがいい?しらすがいい?」
見た目はほとんど同じだけど、名前が違うこの2つ。実は「ちりめんじゃこ」と「しらす干し」は同じものです!
厳密にいうと原料や製法は同じ、ですが乾燥の度合いによってその呼び名が変わります。また地域によって呼び名が違うという場合もあります。
一般的な乾燥度合いとしてはちりめんじゃこ>しらす干しなのですが、「ちりめんじゃこ」とひとことで言ってもその乾燥具合はさまざま。(柔らかめからしっかり乾燥、までいろいろあります!)
ですのでただパッケージの表示を見て「ちりめんなら固い、しらすなら柔らかい」と安易に判断するのではなく、購入するときにきちんと食材の状態を目で見て、お子様に「今」あげるならどのくらいの状態がいいかな?ということを自分で選べるようになるといいですね^^
初期の離乳食で使う際はこの写真のもののように
- 小ぶりで
- あまり乾燥していないもの(ソフトなもの)
を選ぶと調理しやすいですよ^^
というわけで以下ではすべて「ちりめんじゃこ」と表記していますが、「しらす」という商品名のものも同様に調理してくださいね。
下ごしらえその1:「塩抜き」の仕方
それでは実際に離乳食で使うときにはどのように調理すればいいでしょうか。
ちりめんじゃこを離乳食初期から使う時にする下ごしらえ、一番のポイントは「塩抜き」です。
赤ちゃんにとってちりめんじゃこは少し塩分が多いので熱湯でさっと茹でてあげるとほどよく塩分が抜けていきます。また、ゆでることでより柔らかくなるので離乳食づくりがスムーズになります。時間は30秒~1分ほどでOK!
塩抜きするとこんな風に、見た目は少し白っぽくなります。食べてみると塩分は抜けていますがちりめんの旨味はしっかり感じられますよ♪
ちりめんじゃこは自然のものなので、個体差があれば塩分量などもまちまちです。離乳食に使う前にはまず塩抜きした段階で味見してみて塩分が抜けているかチェックしてくださいね。さらに塩分を落としたいという時はもう少し茹で時間を長くしてみてください。
下ごしらえその2:上手にペーストにする方法
そこから離乳食初期の赤ちゃんには・・・
細かく刻んで
すりつぶす!という工程が必要になります。
ですがこれだけだと、ちょっとパサついて赤ちゃんが食べづらい。。(そして、地味にすりつぶすのも一苦労・・・大人が食べてみてもザラっとするはずです)
そんな時にはお白湯を少しかけて伸ばしながらペースト状にしていきます。このひと手間でぐんとラクになるし、食べやすいペーストに!
ちなみに私は、お白湯ではなく昆布だしで伸ばしたりもします。そうすることで、おだしのうま味がペーストにプラスされてよりおいしい離乳食に♪
こうして滑らかなちりめんじゃこペーストの出来上がりです!
冷凍保存も可!ストックしていろんな食材と合わせています
「乾燥させる」ことでより深みのあるうま味をもったちりめんじゃこはそれだけで美味しい♪♪うちの次男くんもものすごい勢いでがっついてくれます(笑)なので、ストックが欠かせない!(ペーストにしたものを小分けにし冷凍保存しています)
そのままで出すのはもちろんおかゆと混ぜるだけでも美味しいし、お野菜と混ぜればほどよいうま味が加わり、食べにくいお野菜も食べやすくなったりします。頭からしっぽまで丸ごと食べられる小魚はカルシウム豊富なのが嬉しいですよね!
関連ブログ
ちりめんじゃこは生の魚と違ってそれ自体、多少日持ちもします。(乾燥具合によって期間は変わります。)買って冷蔵庫に常備しておくといざ!というときに頼りになるたんぱく質源!ぜひみなさまも離乳食期から便利に取り入れてみてくださいね。
上で紹介した私が普段使っているソフトタイプのちりめんじゃこは赤ちゃんのおだしやさん公式オンラインショップでも取り扱っています。市場の乾物屋なのでその時々によって一番おいしい産地のものを目利きしています♪