「離乳食には出汁(だし)を使いましょう」
離乳食教室や離乳食の本で必ずと言っていいほど出てくるのが、この言葉。
普段から、だしを使い慣れている人にとっては問題ないかもしれませんが
多くのママは「どんな出汁をつかえばいいんだろう?」「出汁の取り方がわからない!」などなど・・・ちょっと不安になってしまうという話も聞きます。
出汁とは“天然”だしのこと
まず知っておいてほしいのが、ここでいう出汁(だし)とは煮干しや昆布など天然の素材からとる「天然だし」のこと。食品添加物はもちろん、塩や醤油などの調味料等も加えていないものをいいます。
ちなみに市販の「顆粒だし」や「だしパック」には“天然”や“無添加”と表示があっても、私たちがさす「天然だし」とは違うこともありますのでご注意を。(これを詳しく説明すると長くなるのでまた改めて記事にしたいと思います。。)
そんな天然だしがなぜ、赤ちゃんのはじめての食事にいいのか。
今日は「離乳食」に「天然だし」を使うことの3つのメリットをお伝えします!
赤ちゃんもその美味しさに大満足!天然だしのもつ「うまみ」パワー
まだまだ体の機能が未熟な赤ちゃんの食事に過度な味付けは禁物です。
そんな時どうやって赤ちゃんに「おいしい」を感じてもらうか。・・・そう、ここは天然だしの出番!
天然だしには自然な「うまみ」が他の食材に比べても豊富に含まれており、それが加わることで赤ちゃんの小さなからだに負担をかけることなくおいしい離乳食がつくれます。
やさしい味わいに赤ちゃんも喜んでくれること間違いなし!です^^
ママの手作りなら、無添加で安心・安全
最初にお伝えした通り、市販の顆粒だしには塩分、化学調味料、保存料など気になる添加物が加わっていることがあります。
全部が全部、体に悪い!というわけではありませんが、赤ちゃんにはできるだけ自然で体に優しいものを食べさせたいと思いませんか?
自分でイチからとる出汁は、素材も自分の目で選ぶことができるのでもちろん無添加。
赤ちゃんの体をつくる食。離乳食の中身がきちんとわかることはママにとって大きな安心材料になります。
天然だしで、一生ものの味覚を育てる
他にはない、天然だしの特徴。
それは、ひとたび天然だしを加えると一緒に合わせた素材本来の美味しさやうまみを引き出してくれます。
人の味覚は3歳までに作られるともいわれていますが、特に赤ちゃんは大人の何倍も味覚が敏感。
この時期に調味料の味ではない、素材本来の味を教えることで"本物の味"を知り、しっかりとした味覚を育てることができます。
また、素材のおいしさを知っていると余計な味つけは自然といらなくなり、ひいては健康にもつながります!
まとめ
赤ちゃんの離乳食をきっかけに天然だしに興味を持ったり、実際に出汁を取ってみる方が増えること、乾物屋としてとてもうれしく思っています^^
せっかくならどんなメリットがあって、なぜ赤ちゃんにとっていいのか知っておくとより「天然だし」も身近に感じられるはず♪
大切な赤ちゃんのために。ぜひ天然だしを使ってあげてみてくださいね。
ちなみに、おだしは水出しで簡単にとれますよ♪
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