秋はイベントにお声をかけて頂くことが多く、
ありがたいことに色んな場所へお邪魔しています。
この週末も、
「いいお産の日㏌岡山」へのブース出展で
たくさんの方に
おだしのことをお伝えさせてもらいました。
お立ち寄りくださったみなさま、
ありがとうございました^^
そういえば、先日のイベントで
ブースにお立ち寄り頂いた方から
こんな質問を受けました。
「おだしを取るときに
昆布って何cmくらい入れたらいいですか?」
「出汁」のハードルが高い(高く感じる)のは、
こうしたちょっとしたギモン?ナゾ?
が多いから、のように思います。
というわけで今日はこの
だしをどれくらい入れたらいいか問題(笑)
について。
冒頭の方のように何㎝と聞かれることは
よくあるのですが、これが
実は「答えにくい」質問だったりします。
というのも昆布によって
太さ(幅)も、厚みも、全然異なるから。
「長さ」を目安にするのは
一見とても手軽なように思えますが
上のような理由があり、
おだしのとれ方にばらつきが出ます。
だから
乾物屋としてはオススメしません!
では何を基準にすればいいか、というと…
「重さ」(重量)です。
面倒くさいっ!と思ったそこのあなた、
ちょっと待ってください(笑)
重さを基準にすることで、
おだしは失敗なく、上手にとれるんですよ〜!
私たちは普段、おだし初心者さんでも
簡単におだしがとれる方法として
「水出し」をお伝えしていますが、
この時、使うだし素材の量は
水に対して1%以上が目安です。
1ℓのだしを取る場合は
煮干しや昆布を10g以上いれる。
500㎖でよければ素材は5g以上。
こんな風に、
とりたいおだし(できあがり)の量を決めて
そこから必要なだし素材の量をはかっていく
ようにすると大きな失敗がありません。
いつも、おだしをとっているけれど
なーんか物足りない、、
もしくはいつも一緒にならない、、という方は
出汁素材の量を一度きちんと
はかってみることをオススメします!
煮干しの場合も同様。
煮干しも自然のものなので
大きさに個体差があります。
ですので、
「〇尾入れる」と数で覚えていると
実は重量としてはずいぶん足りなくて
できあがりのおだしが薄かった、、
なんてことも起こりえます。
「計量する」ということは、
最初はちょっと面倒に感じるかもしれません。
でも逆に言えば
そのほんのひと手間をかけるだけで
いつでも、味がぶれることなく、
おいしいおだしを取ることが出来ます。
慣れてくれば目分量で入れてもOKなので
「水に対して1%」
まずは1度、
おだしをとるのに
煮干しや昆布はどのくらい必要なのか
ぜひ、はかってみて体感してくださいね!