店頭でも聞かれることの多い、この質問。
「だしを取ったあとの昆布はどうしたらいいの?」
以前、シャチョウが講師をつとめていた料理教室でもこの質問はよくありました。
天然だしの素材となる昆布はもともと、丸ごといただけるもの。
だから出汁をとったからといって形がそのまま残っていると「もったいない~!」という気持ちになってしまいますよね。みなさまエコ的関心が高くて素晴らしい…!
では、どうやって使いきるのか。
我が家の場合を紹介します!
ポイントは「ためない」だしがらはすぐに使う!
だしがらはその名の通り、うまみなど美味しい部分が全部出切ってしまった出汁のがら。
そのまま食べるとよくわかりますが、きちんとだしが出た後のだしがらはそんなに美味しいものではありません。
だからよく醤油やみりんで甘辛く味付けして佃煮にして食べやすくするんですよね。
・・・ですが、私、これが何となーく苦手でして(^^;)
以前にも佃煮を作ろうとだしがら昆布をせっせと集めて冷凍保存していたのですが、佃煮を作るのが面倒で放置。。ということも。
そもそもだしがら単品で食べるにはかなり濃い味付けをしないと美味しく感じないので、せっかくおだしで薄味な食事を作ったのにこれでは意味がないなとも思うようになりました。
というわけで私の場合は、だしがらが出たらすぐに使い切る!という作戦(笑)に落ち着きました。
まず、出汁を取ったあとの昆布を細かく千切りにします。
そしてこれをその日、もしくは2~3日中につくる料理の中に入れてしまう!
たったそれだけ。
一番登場回数が多いのは味噌汁。
困ったら味噌汁です(笑)
最近のヒットだったのがお好み焼き!
写真では全く見えませんが生地に刻んだだしがら昆布が入っています。コリコリとした昆布の食感にシャチョウがはまっていました♪
ちなみに我が家では、2歳の息子ごはんにもだしがらが大活躍!
鶏肉と野菜の塩麹炒め+だしがら昆布
具だくさんチャーハン+だしがら昆布
汁物や煮物に入れることが多いのですが、実は炒め物にもよく合います♪息子もこの食感がお気に入りのようでパクパク!
昆布には栄養がたっぷり。
海藻類は消化があまりよくないので量はほどほどにしつつ、しっかりカミカミできるようになってからはこのようによく息子ごはんにも混ぜています。乾物屋の英才教育も順調です(笑)
とはいえ、必ずしも使いきる必要はない
「だしがら料理」というと家族の中には嫌がる人もいるかもしれません。でも、こんなふうにごくごく小さく刻んでおくだけですっといつもの料理に馴染み違和感なく食べてもらえます。
だしを取ったあとの昆布で一品!と思うとちょっと構えてしまいますが、こんな風にいつもの料理に「ちょい足し」するくらいなら作る方もすごく簡単ですよね^^
そして「だしがら」についてもうひとつ。
それは必ずしも毎回、使いきる必要ないということ。
最初にも言ったように「だしがら」はおだしをとったあとの、おいしいところが全て出た状態のもの。
おだしをとることで、きちんと役目は果たしているんですよね。
毎回、だしがらまで使いきらなきゃ、、、と思って「おだしをとること」自体が億劫になってしまったら、そちらの方が私はもったいないと思うのです。
もちろんしっかり使いきれる人は余すところなく使ってもらって♪(こんな風にだしがらを活用しているよ~なんてアイディアがあればぜひ教えてくださーい!)
ちょっと難しいかも、そこまで余力がないかも…という人は無理のない範囲でお料理にちょい足しするところからはじめてみてはいかがでしょうか?
ハードルは低く!少しずつ生活に取り入れてみるのがオススメです^^