食育コラム

作って、食べる。土井善晴さんが教えてくれた家庭料理で何よりも大切なこと。

昨晩、何気なく見ていたSNS・・・

 

 

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あ、チュッピーってご存知ですか?笑

私のふるさと・総社市のゆるキャラ。

が!ゆるキャラとは思えない、有意義で的確な情報を

ツイートしてくれるなかなか頼もしい存在なのです・・・!

今回の豪雨災害の総社市の現在やボランティア・

支援情報もたくさんでつねにチェックしています✔

 

そう、なんと総社市に

土井善晴先生が来る!!!

 

 

土井先生と言えば

「一汁一菜でよいという提案」

という本の著者というと

ご存知の方もいらっしゃるでしょうか。

料理研究家としてNHKの料理番組等に

よく出演されています。

 

私もこの↑著書を読んで

(正しくは真っ最中ですが)

共感できる部分が多々あり、

講演もよくされているようなので

いつかは直接お話が聞きたい!

と思っていたところ、こんな身近に!!

 

 

 

なんせ昨日の今日、なので

色々とアクシデントはありましたが(^^;)

何とか段取りをつけて

ビューーンと地元・総社まで

行ってまいりました。

 

 

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結果、行ってよかった♪

 

本の内容と重複する部分もありますが、

やっぱり生の声で、お話をきくと

より、ストンと納得できるというか

心に響きますね。

   

 

 

今日の演題は

「家庭料理の楽しみ方」

 

土井先生は

「家庭料理」というものを

とても大切に考えておられます。

 

中でも一番大切なのは

おいしい、おいしくないではなく

「家庭で料理を“作って”食べること」

 

つくる、料理することに

大きな意味がある、そうです。

 

 

そこには

作り手の思いはもちろん 

調理の仕方、食材選びなどなど

様々な背景があり、

そんな料理の「周辺にあるもの」まで

一緒に食べているから。

 

それが子どもたちにとっては

自然と良い経験になり、

学びの場にもなっているのです。

 

これが例えばコンビニ食だと

そういう背景はほとんど感じずに

食べるのではないでしょうか。

 

 

 

また、家庭で色々な味

(それは美味しくない、ものも含めて!)

を経験することではじめて

外で食べた時に味の違いなどがわかる

ようになるそう。

 

そう、家庭料理って

全てにおいての土台、なんです。

 

 

・・・とはいっても、

 

家庭料理がすべての基本!

家庭料理を充実させる!

 

なんて言われると、

多くのママさんはプレッシャーを

感じてしまうのではないでしょうか。

(もちろん、私も笑)

 

でもそこは昔ながらの

「ごはん」「味噌汁」

(と漬物などちょっとしたおかず)

があればそれでいいんですよ、

というのが土井先生の言う

「一汁一菜」です。

味噌汁

「美味しいごはんと、

具沢山の味噌汁があれば、もう充分!」

会の後半ではこれを、

しきりにおっしゃられていました。

 

 

 

そうキッパリ言われると

「ええー!」と思ってしまいますが、

そんな私たちは

贅沢な食に慣れすぎているのかも

しれませんね。

 

 

 

料理を作ることは大切だけれど

この一汁一菜をベースに

・余計なことはしなくていい。

・「料理」=「ごちそう」と思って

がんばりすぎなくていい。…

 

土井先生に

「お母さんもっと気楽に~」と

ポンポンと肩を叩かれたような

そんな気分でした笑

 

 

 

 

ご飯と味噌汁は、

誰にでも簡単に作ることのできる

基本の食事。

 

そこから派生しておかずを増やしたり

食器に気を遣ったり、人をもてなしたり。

そういう家庭料理のあり方を

今一度、再確認させられた時間でした。

 

 

 

そしていまはどんな食でも選べる時代。

子供に食べさせるものも

私たち親次第、です。

 

健康とか、栄養とか、好き嫌いをなくすとか…

考えることも沢山ありますが

きちんと「作っている」だけで素晴らしい!

 

ママだってひとりの人間。

時に疲れて、何も考えられなくても、

土井先生の「ご飯とお味噌汁でいいんよ」

という言葉をお守りに(笑)

 

細々と、でも確実に

「家庭料理」で家族の食を

繋いでいきたい!と思いました。

 

 

 

ユーモアも交じった素敵なお話が聞けて

心がホッと安らいだ週末のひとときでした^ ^

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