行事食(おせちなど)

季節の行事を楽しむことで、育まれるもの

昨晩は「中秋の名月」でしたね。

 

あいにくの曇り空で、

わが家から見えたのは

流れる雲の隙間からこぼれる月の光だけ。

 

でも、長男は「見えた見えた!」と

何回も窓の外を眺めていました^^

 

 

 

特に、何もする予定はなかったのですが

ふっと思いついてお月見団子づくり。

 180925-2

(というか、主に私が食べたかっただけ、のような・・・食欲の秋です笑)

 いつぶり?久しぶりに白玉粉をこねました。

 

 

こう見えて、

私は小さい頃から台所仕事の

お手伝いをほとんどしてこなかった人。。

 

けれども、祖父母の家での

お手伝いの記憶は意外とたくさんあって。 

 

 

行事ごとに親戚が集まると大人数になり、

田舎ゆえ、買い物をするお店も限られていて

ましてや外食する場所もほぼ、ゼロ!

 

なのでご飯どきやおやつどきには必ず、

祖母を中心に食事の準備が進められていました。

そして、量がたくさんだから

必然的に手伝わなければいけない、という笑

 

 

この白玉団子づくりもそのひとつ。

180925-3

「耳たぶくらいの柔らかさに丸めて」

「中までしっかり茹るように真ん中をへこませて」

(今日はまん丸にしたかったから省略!)

「透明になって浮かんでくるまで茹でるんよ~」

 

ふわっと香る白玉粉特有の匂いとともに

自然と祖母に言われていたことを思いだし、

なんだか懐かしくなりました^^

 

 

当時はフルーツポンチにすることが

多かった記憶があるのですが、

今回は私の独断と偏見でみたらしに!

 180925-4

醤油、お砂糖、お水と片栗粉を

とろりとするまで火にかけたら

お団子と絡めて出来上がり♪

(みたらしあんの作り方、今回はクックパッド様を参考にしました~)

 

自分で作るから甘さ控えめ、

お団子の味も感じられる素朴味で

とっても美味しく、大満足!

 

先週、幼稚園でお月見会をしてきた

長男くんもこの日が本当のお月見、と知り

嬉しそうにお団子をほおばっていました^^

(そして美味しかったからまた食べる、と今日の分もとってあります笑)

 

180925-1

白玉粉は扱いも簡単(水と混ぜるだけ)なので

これからも色んなバリエーションで

おやつ作りに活用できるといいなぁ、

なんて久しぶりに使ってみて思いました。

子どもって、モチモチしたもの好きですしね♪

 

 

 

 

実は今、

とある食の勉強をしているのですが

そこでは日本食の歴史だったり、

「日本料理とは」みたいなことを

基礎の基礎から学んでいます。

 

改めて思うのは

日本人の食というのは

「季節の行事」に大きな影響を受けて

今の形になっている、ということ。

 

季節行事は

もともとは命を繋いでくれた

ご先祖様に対してだったり

自然がくれる恵みに感謝すること、を

体現したものであり

行事食はそのひとつの形でした。

 

今でこそ、

形式的なものとなっているものもあり

単なる「イベント」のようにとらえられる

ことも少なくないですが、

 

私たちはそんな1年の行事を通して、

季節の移り変わりや食の移り変わりも

自然と体感しているように思います。 

これは、

四季がある日本人ならではの感覚なのでは。

 

 

「いつでも」

「なんでも」

手に入る時代になったからこそ 

 

子どもたちと一緒に

昔ながらの季節の行事を楽しむことで

食べ物の旬を改めて意識したり、

食について感謝する心を養ったり 、

 

日本人がもつ繊細な感覚、

食への意識を伝えていけたらいいなと思います。

(もちろん、

私も一緒に心と味覚を磨きます!^^)

 

 

みなさまも四季折々の行事、美味しいもの、

五感をフルに使って楽しんでみてくださいね♪

 

 

============

【現在案内中の講座】

・10月6日(土)

自主開催講座

「味覚を育てる離乳食×おだし教室」

@岡山市南区・市場文化会館

詳細はこちら→

 

・10月11日(木)

出張「味覚を育てる離乳食×おだし教室」

@児島市民交流センター

詳細はこちら→

============

-行事食(おせちなど)